左はこの資料の二次元コード
宇都宮LDセンター 算数 調査アプリの説明 2024/01/12
2023LD学会 広島大会対応 2024 教育工学研究会対応
福田 宜男 村山 慎二郎 
1.-- はじめに -----
(1)算数の計算力を測定するwebアプリです。
(2)実行結果は、csv形式のファイルとして実行したPCのダウンロード用フォルダに保存されます。
(3)csvファイルには、児童・生徒の操作履歴や正誤や時間が記録されています。
能力を客観的に知ることができます。
(4)問題は、5問だけの練習と例題が19用意してあります。
(5)練習は5問だけですので、これで操作に慣れてください。
(6)ブラウザから実行するので、インストールは不要です。
(7)終了すると、解答が自動的にcsv形式でダウンロードされます。そのファイルをクリックすると拡張子csvに紐づけられた アプリ(Excelなど)が自動的に起動します。
(8)実行結果は測定しているPCにだけ、保存されます。サーバー側に、情報を送信する機能もありません。
外部に、個人情報が渡されることはありません。
ポスター発表 LD学会pdfファイル
2 -- 目的等--
小学校において算数障害とは判断できないが、特に計算に不安や苦手さ等に困難を感じている児童が一定数います。
また、繰り返し指導をしているが計算につまずき改善されずにいる子どももいる現状があり、「算数が苦手、嫌い」という子どもが多いという実態もあります。
計算式から答えを算出する過程が自動的に算出されることを計算の自動化というが、この課題のある子どもも多く、繰り返し指導するが改善がなされない子どもに対し、計算時間や誤答などを見極め、分析することは希で今後の課題になっています。
少子化により,中学,高校の普通校 においても,算数障害(軽度を含む)や計算力が低い生徒が存在します。
紙ベースのアナログな結果からだけでは、計算の自動化を確認することができません。
そこで、タブレットPCを用いて計測することにより、答えをタッチし回答を得ることができます。
しかも簡便で誤答や回答時間などの結果が瞬時に得ることができ、分析して指導に活かすことができます。
「たし算、ひき算、くり上がり、くり下がり」の加減算の課題に対し、1問あたりの平均時間や誤答の状況を把握し、分析に基づいて効果的な指導に活かすことを目的に研究しました。
3 -- 実行 下記のリンク または、二次元コードを実行すると、図1のメニュープログラムが表示されます。

V6.7 算数2022/08/21
4 -- 練習用の問題の動作例の動画は下記から見ることができます。
操作例 動画n99.mp4 15MB
5 -- 説明 --

図1 TOP MENU
(1) 学年、組、番号、氏名を入力します。
学年、組、番号、氏名はファイル名などに使用しますので、途中に空白やファイル名で使用できない記号を使わないでください。
(2) 試したい例題をクリックします。

図2 開始待ち画面
(3)「かいし」をクリックすると,問題が表示され時間計測が始まります。
ここからは、入力モードが全角の場合半角にしてください。
タッチ画面の場合、クリックする代わりに画面のボタンを押すことができます。

図3 回答待ち画面
(4) 正解となるボタンのクリックをクリックします。
数字キーも対応しています。(半角の場合)

図4 正解の場合の画面
(5) 〇とともに、この問題で解答までにかかった時間が表示されます。
(6)「つぎ」をクリックすると、次の問題が表示されます。

図5 新たな回答待ち画面

図6 誤答した場合の画面
(7)×が表示されます。 正しい答えを入れると、〇が表示されます。
-- 答が2桁で1桁目を消したい場合

図7 2桁で、1文字めで誤りを入力した様子
(8) 正解は18ですが、誤って2を入力しました。

図8 取り消して元に戻った画面
(9)1文字とりけし を実行すると、元に戻ります。

図9 正しい答えを入力すれば、〇になります。
動作例
6 -- 終了時 --

図10 最後で正解した場合
(1)最後の問題場合、「つぎ」が「おわり」に変わります。
(2)正しく答えると、自動的に検査結果ファイルのダウンロードが始まります。
(3)注意「完了」が表示される前に×ボタンを押すと、検査結果ファイルを得ることができない場合があります。
必ず 完了 が表示されてから おわり を実行してください。
(4)調査中に取りやめたい場合は、「とりやめ」を実行すれば、そこまでの結果をダウンロードすることができます。

図11 右上にダウンロード完了が表示されている。(windows11)
7 -- ダウンロードファイル--
(1)ファイル名は 例題番号_学年_組_氏名_yyyy_mm_dd_hh_mm.csv
の形式で記録されます
(2)検査結果ファイルは前半と後半にわかれています
(3)前半は、操作のログです。
(4)後半は、問題ごとにまとめた表です
(5)下記は問題が5個の練習の例です。

図13 全体
1行目は、例題番号,日付、例題の題名があります。
2行目は、見出しです。
3行目は、学年、組、番号、氏名です。 4行目は、見出しです。
21行目までは、詳細な情報です。

図14 後半
後半は、例題ごとにまとめたデータです。
23行は見出しです。
24から28行について
見出しがNOの列は連番です。
見出しAと見出しBを+で加えた解答が見出し答です。
回答時間は、問題ごとに必要だった時間(秒)です。
見出し誤り回数 は正解するまでの誤りの回数です
29行目には、回答時間の合計があります。
8 -- プログラム --
(1)開発環境 Windows11
(2)開発言語 Html と Java script
制限が厳しい小中学校の環境を想定し、インストールが不要で利用できる可能性が高い HtmlとJava Script で開発
(3)動作確認
アプリは、JavaScript対応のブラウザ上で実行します。
Google Chrome で動作確認をしています。
WindowsPC,アンドロイドスマホ,iPad で動作を確認
iPadの場合、起動などで、数十秒程度の待ち時間が発生することがあります。
9 -- 注意 --
注意1 このダウンロード機能はOSやブラウザにより対応していないことがあります。
注意2 実行するには、インターネットの環境が必要です。
注意3 学年、組、番号、氏名は、ブラウザーに保存されます。
個人情報を消す を実行すると、消去することができます。
注意4 実行結果は、ダウンロード用に定義されているフォルダに作成されます。
注意5 ダウンロードされるファイルは、BOM付のUTF8形式のテキストファイルです。
クリックすると、拡張子csvに紐づけられたアプリが起動します。Excelを想定しています。
注意6 ダウンロードされる前に、アプリを終了すると、テスト情報を得ることができません
注意7 同時に多数で実行すると、ダウンロード完了まで時間がかかることがあります。
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